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地元有志の支援により、1953年の汐田診療所開設から始まり、時代の流れを受け止めながら変化してきた汐田総合病院は、2013年12月に創立60周年を迎えました。それを記念した式典・祝賀会を2014年2月10日に開催しました。県病院協会・県医師会・県医療福祉施設協同組合・鶴見区保健福祉センター・県民主医療機関連合会・参議院議員をはじめとし、多くの方にご列席いただき誠にありがとうございました。 冒頭、法人協会理事長/窪倉 孝道の挨拶では、“無差別平等”の理念を根底に、疾病を生活背景や労働環境にも視野を拡げて捉え、地域で暮らす・働く方の健康を守る医療機関としての変革とこれからの歩みへの思いが語られました。また、ご祝辞には、地域医療貢献への更なるご期待と、これからも協力・共同の姿勢で奮闘していきましょうとの激励をいただきました。 祝賀会では神奈川フィルハーモニー管弦楽団をゲストにお招きし、チェロとヴァイオリンの優美な音色を聴かせていただきました。 国民的怪獣のゴジラは今年1月に生誕60周年を迎えたそうです。良いものは時代を超えて残り続けるもの… 当法人協会も地域の皆様に必要とされる医療・介護・福祉事業を展開していけるよう、これからも手を取り合い、時代と向き合う姿勢を貫いてゆきます。 当法人では、まだ往診が一般的でなかった40年以上も前より在宅医療を開始しています。現在では在宅医療を専門に行う『うしおだ在宅クリニック』が2006年に誕生して、多くの患者さんのご自宅に訪問しています。 このところ在宅医療を行っている医療機関が増えています。ひとつにはベッド数の制限や長期入院を抑制する政策が進められ、長期入院が困難になってきたことがあげられます。また、重症者でも在宅で過ごせる手だてが出来てきて在宅を希望する患者さんも増え、在宅医療の需要が増えてきたことにもよります。そして患者さん側の意識の変化もあるかも知れません。住み慣れた「我が家」で最後まで暮らしたい、という希望が強くなってきたためと思います。 2012年10月には、うしおだ在宅クリニック、うしおだ診療所、梶山診療所の3施設で機能強化型在宅療養支援診療所(略して在支診といいます)の届けを行い、鶴見区内(一部川崎も含む)の在宅医療の一端を担っています。 夜間・休日での患者さんからの急変・病状変化などの電話対応には、汐田総合病院内にコールセンターを置き対応を行っています。病状が悪化し入院が必要となった時、すぐに汐田総合病院へ入院できるよう、そして早期の在宅復帰ができるように対応を行っています。 患者さんが安心して在宅で暮らせられるよう、在支診3施設をはじめ汐田総合病院、そして訪問看護、訪問リハ、デイサービス、訪問薬剤師など法人内各職種が多方面から患者さんをサポートしています。 入院から在宅まで切れ目のない医療・介護を目指して、24時間患者さんの立場に立ち日々奮闘しています。往診に関するお問い合わせ等ご遠慮なくお申し出ください。うしおだ在宅クリニック 事務長 岡村 隆**編集後記** 2012年8月に第4号を発行して以来、実に1年半ぶりの 汐田総合病院だよりはいかがでしたでしょうか。 ご無沙汰しておりましたが、今後も定期発行が続くよう 頑張っていきます! 次回は秋口に第6号をお届けする予定です。地域連携担当 奥田・松井公益財団法人 横浜勤労者福祉協会汐田総合病院〒230ー0001 神奈川県横浜市鶴見区矢向1ー6ー20 ☎045ー574ー1011㈹USHIODA∼法人協会創立60周年記念式典・祝賀会∼在宅医療への連携強化について汐田総合病院検索検索