健康コラム

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こんなときは脳神経内科へ

汐田総合病院 脳神経内科 中野渡雅樹医師

 

 当院の脳神経内科で扱っている症状は、物忘れ、頭痛、めまい、しびれ、ふるえ、異常運動(体が勝手に動く)、運動麻痺(体が思うように動かせない)、筋肉の萎縮、立てない、歩行障害(うまく歩けない)、起立性低血圧(たちくらみ)などです。このような症状でお困りの方がいらっしゃいましたら脳神経内科外来の受診をおすすめします。

 

 

脳卒中の症状

 

 高血圧、糖尿病、高脂血症、心疾患などの持病を持ち、特に顔のゆがみ、半身の手や足の脱力、口が回らず言葉がおかしい、頭痛・めまい、などの症状が〝突然〟起きた場合には、脳卒中の可能性があります。すぐに治療が必要です。仮に短時間で元に戻ったとしても、再発の可能性が高いため、早期の受診を勧めます。

 

脳卒中の予防

 

 脳卒中にならないためにはどうしたら良いのでしょうか。まずは、良く言われることですが、健康な生活を心がけることです。野菜を含めバランスの良い食事を摂り、しっかりと水分を補給し、適度な運動をし、十分な睡眠をとり、適度にストレスを発散し、タバコは完全にやめ(世の中には禁煙外来というものもあります)、お酒はほどほど(1合以内)にするような生活です。

 

健康診断を受けましょう

 

 しかしそれと同じくらい大事なのは定期的(1年ごと)に健康診断を受けることです。脳卒中の原因となる、高血圧、高脂血症、糖尿病、等はほとんど症状がなく、それゆえに検査を受けなければ気付きません。症状がないために、自分で薬を減らしてしまったり、途中で通院をやめてしまったりする方がいます。しかしそのまま放っておくと全身の血管が徐々に傷み、最後には詰まったり破れたりします。これが脳卒中の原因の一つです。
 会社勤めの時は会社の健康診断を受けていたけれど退職してからは受けていない、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。当院では健診も行なっており、友の会の会員なら割引もありますので、ぜひ予約の電話をして、健診を受けに来て下さい。

 

汐田総合病院健診直通
045―574―1369
月~土 9時~12時50分
14時~16時50分。

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