院長あいさつ-9月1日は防災の日、災害への備えを見直しましょう。(

9月1日は防災の日、災害への備えを見直しましょう。(2024年9月10日) 

 毎年、9月1日は防災の日。祝日ではありませんが、「災害のことを知って、防災意識を高めよう」と全国の自治体や学校などでも防災訓練が行われます。前後して8月30日から9月5日までは防災週間です。鶴見区では震度6以上の地震が発生した場合や6未満でも巡回診療が必要とされるような災害時は医療救護隊を編成することになっており、今年は9月28日に鶴見区災害医療救護隊参集訓練が行われます。当院は平和病院などとともに医療救護隊が参集する場所になっていますので、この日も院内に参集場所を仮設置し、無線通信や参集拠点本部との連絡などの訓練を行います。他に、年に数回、災害時に診療していることを表示するのぼり旗掲出訓練や、院内の防災訓練を行っています。
 今年は元旦に発生した能登半島地震に始まり、南海トラフ地震への恐怖感が募った8月8日の宮崎地震と大きな災害が続いています。いずれも予測は難しく、自然の脅威としかいいようがありません。個人レベルでの十分な備えと自治体や各事業所などが災害時におけるそれぞれの任務を発揮できるような想定が必要です。「備えあれば憂いなし」という境地にはなかなか達しませんが、当院も災害時の地域住民の命と暮らしに直結する地域の医療機関として、いかに災害時に適切な医療提供ができるか、更なる備えの充実へ向けて検討を続けて参ります。