院長あいさつ-4名の技能実習生が着任しました()
4名の技能実習生が着任しました(2024年8月13日)
2024年7月16日。ベトナムより技能実習生4名が看護助手として当院に着任しました。日本語や介護を学び、3年の日々を過ごします。日本の生活に慣れ、日本式介護を身につけ、帰国を目指す実習生達は若い情熱と向上心を持ち、エネルギッシュです。一方で受け入れる職員も、着任前の不安や心配を払拭すべく、試行錯誤しながら、より良い実習になるよう努力しています。当院では他国の留学生や日本に住む外国人の就労はこれまでも受け入れてきましたが、技能実習生の受け入れは初めてで、ベトナム人の受け入れも初めてです。
技能実習制度そのものは1993年から始まりました。介護は遅れて2017年からになります。就労を通じた技能の獲得を目標とし、多くはOJTですので、患者さんを始め、多くの来院者の協力がなくては成り立ちません。日本語や日本文化に慣れようと懸命に努力している技能実習生を温かい目で見守ってほしいと思います。
鶴見区はこれまでも多くの外国人をはじめとする多様な人が暮らす街として知られてきました。2024年5月、「多文化共生基本指針」を定め、国や文化の違いを超え、多くの人がいきいきと暮らす街をめざしています。これから高齢化が進み、医療需要、介護需要ともに高まっていく鶴見区では、とても自国民だけで医療や介護を支えることはできず、他国の若い力にも依拠せざるを得ない状況にあります。技能実習制度はより適切な人材育成と人材確保に役立つよう「育成就労制度」へ変わることが決まっています。当院は今後もこのような制度を活用したり、社会情勢の変化に対応しながら、多様な人材がキャリアを積み、自分らしく活躍できる事業所でありたいと思います。