院長あいさつ-「地域密着型多機能病院」として大きな一歩を(

「地域密着型多機能病院」として大きな一歩を(2024年04月09日)

 2024年度が始まりました。当法人も4月1日には34名の新入職員を満開の都桜(みやこざくら)が咲く中、迎えることができました。2023年5月8日に新型コロナ感染症が感染症法上、5類の位置づけに変更され、4年ぶりに入職式や入職後のオリエンテーションもほぼコロナ前と同じ対面で行うことができ、夢と希望を持った新入職員が職場に配置されました。この新入職員達がいかに明日の日本の医療を支える医療人として成長していくか、地域の皆様方にも見守って頂ければと思います。
 また4月1日をもって、神奈川県より地域包括ケア病棟に5床の増床配分許可を頂きました。これで汐田総合病院の入院病床は324床となりました。全国的にも1つの病院で地域包括ケア病棟162床は大変病床数が多い病院といえます。この地域包括ケア病棟と104床の急性期病棟、58床の回復期リハビリテーション病棟で入院診療を展開していきます。
 外来では2024年度はこれまでのかかりつけ機能重視型から、病院でしかできない高度医療機器を用いた検査や抗癌剤治療、入院前後の外来など、病院機能重視型へと転換を図ります。そして横浜市二次救急拠点病院として救急医療の充実・拡大に力を注ぎます。これまで、「地域生活支援病院」という造語を病院のコンセプトとして使用してきましたが、今後「地域密着型多機能病院」を目標にしたいと思います。横浜市東部地域の地域包括ケアへ貢献できるよう、大きな一歩を踏み出す一年にしたいと思います。

(注)「地域密着型多機能病院」とは一般急性期から回復期、場合によっては慢性期の患者も診るなど、多機能を発揮できる病院を指します。入院医療と地域包括ケアにとって重要な介護サービスや生活支援、重症化予防、リハビリ、健診などに地域の中核的な役割を果たします。