健康コラム
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「新型コロナウイルス感染症」医療体制の整備と感染症予防について
汐田総合病院院長 小澤 仁
もし肺炎になったら
汐田総合病院は横浜市に22ある横浜市二次救急拠点病院として、鶴見区含め横浜市の健康を守る責務を負っています。今後、国や県、市の対応も変化していくと思いますが、現在は横浜市と共にY︱CERTという二次救急拠点病院を含めた28病院の連携チームに加盟しています。
軽症者は自宅待機、又は指定のホテル等での隔離をします。それ以上に中等症から重症の患者が横浜市の中でも増加すると懸念されています。市内で医療体制が危機的な情況になった場合には、軽症から中等症の患者さんを受け入れる病棟・病床を検討し設置を行う予定です。
当院でも神奈川県・横浜市と協力し、地域で新型コロナウイルス感染症の治療が終わった患者さんや、新型コロナウイルス感染症が疑われる患者さんの入院を受け入れる病棟の準備を始めています。
基本は手洗いと免疫力を高める事
感染拡大を防ぐためにはマスクをすることが大切ですが、マスクは手洗い後に紐の部分を持って外すようにしましょう。マスクをつけていると無意識に顔を触ったり、手洗いがおろそかになることもあります。
感染を防ぐためには、手洗いこそが基本かつ最大の予防策です。併せて免疫力も高めていきましょう。
感染症に備える10ヶ条
- よく眠る
- しっかり栄養と水分を取る
- 適度に運動をする
- ストレスとうまく付き合う
- 具合が悪い時はしっかり休む
- こまめに20秒以上の手洗いをする
- 咳やくしゃみをするときは口を覆う
- よく触るところは消毒をする
- 目、鼻、口は手を洗う前には触らない
- 物の共有は控える。特にタブレットやパソコンのキーボードはプラスチックでできているので共有は避けましょう。
以上みなさんも実行してみてください。