健康コラム
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春先に向けた心と体のケア
看護師 松井 広美
春は、気温の高低差に伴う体温調節や、新しい環境での心の疲労など、変化に順応することができず、体と心にストレスを与えてしまいます。春先に多い症状を図でまとめました。
◆原因
①気温・気圧・日照時間
寒暖差により、身体にストレスがかかり自律神経も乱れ、全身の血のめぐりが悪くなり、不調となります。気圧の変化が激しいと、自律神経が乱れ「なんとなく調子が悪い」という状態になります。また、日照時間が長くなり体内時計が乱れて、眠っても疲れがとれなくなります。
②ビタミン類の不足
体内の活動が盛んになり、ビタミンB1をはじめとしたビタミン類が大量に必要になります。意識して摂らないとビタミン不足になり、体調不良につながります。
③生活環境の変化によるストレス
生活環境が変わり、様々なストレスにより身体に負担がかかります。
◆対策
①身体を冷やさない
身体を温めてくれる食材を、意識的に摂るようにしましょう。温めてくれる食材として、鶏肉や生姜やネギたっぷりのサバの味噌煮がおすすめです。またビタミン類を多く含む、豚肉・緑黄色野菜・豆類も食べて、バランスのとれた食事を心がけましょう。
②規則正しい生活
眠る前に、スマホやテレビの画面を見続けていませんか?お風呂で疲れをとって、照明を落とした部屋で、さっと眠るようにしましょう。ただし眠りすぎはNG、体内時計を狂わせます。
③適度な運動
運動を行うことにより、リフレッシュ感やリラックス効果が得られストレスの発散にもつながります。簡単なストレッチやラジオ体操など、毎日続けられる適度な運動を心がけましょう。