健康コラム
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「24時間測定できる自己血糖測定器」いまどきの医療と技術(4)
汐田総合病院 臨床検査科 知念 正篤
検査室から新しい自己血糖測定機器「フリースタイルFreeStyleリブレ」についてご紹介致します。
この血糖測定機器は使い捨てのセンサーと血糖値を読み取るリーダーで構成されています。厳密には血糖値ではなく細胞の間にある液体成分を測定しているのですが、血糖値とほぼ同様の変動が見られることが知られています。
小型のセンサーを装着
センサーは直径35㎜、厚さ5㎜と小型で500円玉程度の大きさです。このセンサーを二の腕に装着し、リーダーをかざせば数秒でその時点の血糖値が表示されます。服の上からでも読み取り可能です。これまで針で刺して血液を出し、機器に取り付けた試験紙で血糖測定が行われていましたが、苦痛もなく簡単に血糖値を把握する事が出来るようになります。
【上の写真】 装着したセンサーをリーダーで読み取る様子
詳細なグラフデータを出力
また、このセンサーは14日間自動的に15分毎の血糖値を測定します。14日間装着後、パソコンで解析する事により装着期間の血糖変動が分かりやすいグラフで出力されます。高血糖、低血糖の時間帯が手に取るように把握出来ます。
センサーは二の腕に装着しますが、痛みはほぼなく、装着している違和感もありません。最長30分間の耐水設計で、30分以内であれば入浴やプールなども対応可能です。
ご興味があれば当院糖尿病外来窓口でご相談いただければ、糖尿病チームのメンバーが使用方法や価格などの詳細をご説明致します。パソコンを持っていない方でも検査室で代わりに解析できますので、お気軽にお訪ねください。
【上の写真】 読み取ったデータがグラフで出力されます
〈出典〉
Free Styleリブレ
http://myfreestyle.jp/products/freestyle-libre-system.html
アボットジャパン
http://www.abbott.co.jp/media-center/press-releases/11-28-2016.html