健康コラム
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インフルエンザ対策
汐田総合病院
感染制御実践看護師
松井 広美
インフルエンザに限らず、風邪と呼ばれるものの多くは、感染者の咳やくしゃみのしぶきを吸い込んだり、感染者が触れたドアノブ、つり革、手すり、スイッチ等に触れた手で鼻や口を触ることで感染します。「他の人にうつさない」「かからない」ためには、「手洗い・咳エチケット」が有効です。
●手洗い
帰宅時や調理の前後、食事前などこまめに行う。アルコール消毒でも手洗いの代わりになる。
●咳エチケット
咳やくしゃみが出る人はマスクをする。マスクがなくとっさの時は、ティッシュなどで鼻と口を覆うか、袖や上着の内側で覆う。
手のひらは最もウイルスや菌を広げやすいので、万が一、手で覆ってしまった場合は、どこにも触れずに直ぐに手洗いをする。
以上のことは、多くの感染症の感染予防策として有効ですので、季節に関わらず常に心がけるようにしましょう。