健康コラム
掲載日:
ま・ご・わ・や・さ・し・い
リハビリテーション課 理学療法士 小椋 梨絵
「まごわやさしい」は食品研究家で医学博士の吉村裕之先生が提唱されているバランスの良い食事の考え方です.「まごわやさしい」を食生活に取り入れることで生活習慣の予防、コレステロールダウン、老化予防、皮膚や粘膜の抵抗力強化、疲労回復、骨を丈夫にするなどの効果があると言われています。
「まごわやさしい」の食材とその特徴・効果
ま 豆(大豆・納豆・豆腐・あずき・黒豆・油揚げなど)
豆類には、良質のたんぱく質・ミネラルが豊富。納豆は1日1パック食べるようにしたい食材です。
ご ごま(ごま・アーモンド・ピーナッツなどのナッツ類など)
ごまは老化の原因となる活性酸素を防ぐ抗酸化作用があり美肌や代謝アップにも効果的です。またナッツ類はビタミンEが豊富で血行を促進します。
わ わかめ(わかめ・ひじき・のり・昆布・もずくなど)
海藻類はミネラルやビタミン類を豊富に含んでおり、水溶性植物繊維も豊富なので、コレステロールを排出して動脈硬化予防や肥満予防に効果的です。
や 野菜(ほうれん草・トマト・白菜・キャベツ・セロリなど)
β―カロテンやビタミンCが豊富。皮膚や粘膜を健康に保ち、抵抗力を維持します。野菜は1日350g(1/3は緑黄色野菜、2/3は淡色野菜)が目安です。
さ 魚(青魚や鮭など)
鯵はDHAやEPA・タウリンが豊富で血中のコレステロールを減らし、血液をサラサラにする働きと疲労回復に効果があります。週に3食以上を魚料理にするのが理想です。
し しいたけ(舞茸・マッシュルーム・しいたけ・しめじ・エリンギなど)
しいたけはカルシウムの吸収を助けるビタミンDが豊富でカルシウムを骨に定着させるのに有効です。きのこ類は食物繊維やビタミン・ミネラルの宝庫で、たっぷり食べても低カロリーなので安心です。
い いも(じゃがいも・さつまいも・さといも・やまいもなど)
炭水化物・糖質やビタミンC・食物繊維が豊富です。根菜類は腸内環境を整えてくれます。
多種多様な食品を取り合わせ、各栄養素をバランス良くとるためのキーワード「まごわやさしい」を毎日の食事に積極的に取り入れて、健康生活にお役立てください。