外科
汐田総合病院外科は、東邦大学医療センター大森病院一般消化器外科医局の関連病院として平成27年6月から新たな体制で外科医療に取り組んでいます。これまで汐田総合病院外科が当地域で築いてきた地域医療を重視した役割に、消化器外科の先進・専門的な医療も加え、患者さん目線に立った「安全・安心・確実な外科医療の実践」を目標に日々診療に取り組んでいます。
診療体制 医師
氏名 | 役職名 | 認定資格 | 出身大学 |
---|---|---|---|
長谷部 行健 | 副院長 外科部長 |
日本外科学会指導医 |
東邦大学 |
竹山 照明 | 医局員 | 日本外科学会専門医 | 東邦大学 |
池田 裕一 | 医局員 |
日本外科学会専門医 |
福岡大学 |
人員 外科医員 3名体制
- 外来
月曜日から土曜日午前に外科外来で診療にあたっています。診療は、日本外科学会専門医の資格を持った医師が担当します。午後も必要に応じて診療できるような体制になっています。 - 入院
手術を要する患者さんは4階病棟に入院して頂きます。急性期以外の患者さんは5階などの病棟で治療します。
診療対象となる疾患
- 一般外科領域(鼠径ヘルニア、小外傷、体表面の炎症・腫瘤 など)
- 消化器悪性疾患(胃癌、大腸癌、肝臓癌、膵臓癌、食道癌など)
- 消化器良性疾患(胆嚢疾患、虫垂炎、消化管穿孔など)
- 消化器疾患術後入院加療が必要な状態
- 消化器癌術後再発
- 消化器癌に起因する終末期状態
- 乳腺疾患に対する診療は、検診を主体に行っています。手術などの治療が必要な方は、東邦大学医療センター大森病院乳腺外科を紹介致しております。
診療内容
- 各種疾患に対する手術
- 消化器疾患術後の治療
- 癌に対する化学療法
- 緩和医療(終末期医療)
- 検診(便潜血陽性精査、乳がん検診など)
- その他
施行している手術
当科では様々な疾患に対し手術を施行しています。消化器、一般外科疾患が主な対象になります。従来から行われている開腹術に加え、腹腔鏡下手術での治療も積極的に取り入れています。対応困難な疾患は、大学医局との連携を生かし、当該診療科に紹介する体制をとっています。
手術体制
当院では、麻酔専門医の管理の下手術が施行されています。手術は日本外科学会指導医・専門医、日本消化器外科学会指導医の指導の下に行われます。広く普及しつつある腹腔鏡下手術は、開腹術の経験に加えより専門的な知識、経験を有する事が求められますが、当院では疾患、患者さんの状態に応じてこの方法を積極的に取り入れています。
腹腔鏡下手術を施行するにあたり、安全性の確保が重要な事項でありますが、当院では日本内視鏡外科学会技術認定医の指導の下に安全性を重視した手術に取り組んでいます。
消化器癌に対する化学療法
消化器癌の患者さんは術後抗癌剤を用いた化学療法が必要になる事があります。当院では、担当医が化学療法を担当する看護師、薬剤師と連携をとり、各種悪性腫瘍のガイドラインに従い治療を進めています。治療は静かで落ち着いた環境の専用のスペースで行われています。
緩和医療(終末期医療)
消化器癌術後再発に伴う症状緩和に対する治療に積極的に取り組んでいます。症状緩和の治療のみならず、患者さんの貴重な時間を有効に使えるような環境整備も看護師、薬剤師、ソーシャルワーカーなど他職種と連携し進めていきます。
当科の特徴
- 安全・安心・確実な外科医療の実践の為に様々な取組をしています。患者さんの情報の共有、問題点の抽出、対策方法などを検討するための毎朝の外科カンファレンス、朝、夕の病棟回診を実施しています。
- 入院、手術、術後のケア、退院後の治療、急性期後の医療計画策定、癌終末期治療のため看護師、薬剤師ソーシャルワーカー、リハビリ療法士、栄養士など様々な職種の方との情報共有、対策の立案の為の活動に取り組んでいます。
- 大学医局との連携を生かした消化器疾患に対する先進・専門的治療の実践に取り組んでいます。
- 学会活動を通じた最新医療情報の収集、実践に取り組んでいます。
- 積極的な医療安全活動に取り組んでいます。
外科医療は体にメスを入れる特殊な医療です。より良い結果を得るために、外科医の日々の努力の積み重ねに加え、他職種との連携協力を生かしたチーム医療の実践を通し、安全な医療を提供するように日々努めています。
乳腺外科外来
当院では、マンモグラフィー・乳腺エコーによる診断を行っております。ご心配な方はぜひご受診ください。
乳がん検診(予約制)をご希望の方は患者サービス課へお問い合わせ下さい。
045-574-1369(健診窓口直通)045-574-1011(病院代表)
担当医
・火曜日午前・水曜日午後 久保田伊哉医師
・金曜日午前 日野眞人医師
健康コラム[乳癌時代を迎えた日本、アジア]